どうも!
お待たせしました!
今回は久々の「Sonar×イコライザー設定シリーズ」です。
音関連に不満が出がちな「APEX」ですが、少しでも皆さんのプレイ環境を良くするサポートがしたいと思いスタートしたこの企画。
Steelseries「Arctis Nova Pro × Sonar」足音特化シリーズは大変好評でしたが、今回は制作に約半年間かけ、自分自身が完全に納得できるものが完成したのでようやくご紹介できます。
今回のテーマはずばり、「定位感(音の正確な方角と距離)」を重視したイコライザー設定です。

この半年間でAPEX自体も音関連のアップデートがありましたが、私自身も”音響”というものに対して知識を取り入れ、考え方が大きく変わり、見えてきたものがあります。
結論から言うと、足音特化設定より”定位感MAX”の設定の方が
APEXというバトロワゲームには最も最適でした。
敵の足音や銃声がしている方角、場所が正確にわかる。
それだけで、戦闘における”準備と予測”の精度が劇的に上がります。バトロワゲーにおいて、これ以上のメリットはありません。
早速今からすぐに設定を真似して、最高のオーディオ環境でガンダムコラボを楽しんでください!
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なぜ「足音特化」ではなく「定位感」なのか?

APEXをプレイしていて、「漠然と足音は聞こえるけど、敵が上にいるのか下にいるのか全くわからない…」と、上下の音の聞き分けにストレスを感じたことはありませんか?
正に私はコレで、「足音特化」だけでは”足りない”んだなと思った要因のひとつでした。
足音が聞こえても、敵の正確な位置が掴めずでキョロキョロしてしまう。
この時、ハッと気づかされたんです。
「今本当に必要なのは、足音の音量じゃない。圧倒的な『定位感』だ」と。
今までの私は、「銃声がうるさくて足音が消えるから」と、イコライザーで銃声の帯域をゴリゴリ削ったり、逆に足音だけを無理やり際立たせようとしていました。
足音を際立たせることばかりに気を取られ、無意識のうちに一番大切な「空間認識能力(定位感)」を自ら壊していたんです。これは私自身の大きな反省点でもあります。
これ、料理で例えると、「カレーの中から、嫌いな人参(銃声)だけをすくい取ろうとして、美味しいお肉やルー(上下左右の方向や距離感)までごっそり捨ててしまっていた状態」みたいな
感じです。
今回紹介するのは、この半年間の失敗と反省をすべて活かした設定です。
「定位感を最大限崩さず、不快なトゲだけをピンセットで抜く」ような究極のバランスに仕上げています。
💡今回の設定はこのヘッドセット専門のチューニングです→[Arctis Nova Proのレビュー記事はこちら]
【悲報】APEXの「上下の音」が分からない本当の理由

そもそも、なぜAPEXでは上下の音がこれほどまでに分かりにくいのかって所ですよね。
結論から言うと、環境やイコライザー設定のせいではなく、APEXのゲームシステム自体が「上下の音」の処理を苦手としているからだと私は推察します。
これ、専門的な用語で言うと
- 音響オクルージョン(遮蔽計算)の甘さ
- 同時発音数の制限(カットオフ)
と呼ばれ、これらの計算が緻密に構築されていないというのがAPEXというゲームで
”音”が弱いと言われる所以なのです。
ゲーム側から送られてくる「上下の音」の情報がそもそもポンコツなので、イコライザーで無理やり「上下」を聞き分けようとすること自体が不可能な挑戦だったわけです。
だからこそ、私たちが勝つために頼るべきは「圧倒的に正確な平面(水平方向)の定位感」しかありません。
「右斜め前、距離10m」という圧倒的に正確な方向と距離さえ分かれば、あとは画面やマップの構造と照らし合わせて「右斜め前で10m先なら、あそこの2階のベランダしかありえないな」と、脳内で完璧に補完できるからです。
▶音を最適化した後はモニターの最適化:ゆうぺっくすオススメのゲーミングモニターはこちら

【事前準備】定位感の命!空間オーディオの最適化
この「ゲームの仕様の穴」を突いて、水平方向の定位感を極限まで研ぎ澄ますのが、Arctis Nova Pro専用の設定です。
ですが、イコライザーを触る前に、絶対にやっておかなければならない「定位感の土台作り」があります。まずは以下の3つの手順を必ず設定してください。
- 空間オーディオ(Spatial Audio)をオンにする
Sonarの「ゲーミング」タブを開き、この機能をオンにします。これで擬似的なサラウンド環境が構築されます。 - チューニングは「パフォーマンス」へ全振り スライダーを左側の「パフォーマンス」に振り切ってください。右側の「没入感」に振ってしまうと、映画のような反響音(リバーブ)が追加されてしまい、FPSでは音がぼやけて使い物にならなくなります。距離のスライダーは、広範囲の音を拾えるよう「100」推奨です。
- スマートボリュームは「絶対オフ」
スマートボリューム(コンプレッサー)は、小さい音を大きく、大きい音を小さくして均一化する機能です。一見便利そうですが、APEXでこれを使うと「遠くの足音」と「近くの足音」が同じ音量で聞こえてしまい、距離感が崩壊します。絶対にオフにしましょう。

【隠れトラップ】Windows側の「ラウドネス等化」もオフにする
実はここが、多くの人が見落としている最大の罠です。Windowsのサウンド設定(プロパティ)の中にある「ラウドネス等化」というチェックボックス。
これ、名前が違うだけで正体は先ほどのスマートボリュームと全く同じ「コンプレッサー」です。 Sonar側でせっかく完璧な設定を作っても、Windows側でこれがオンになっていると、PCが勝手に音量を均一化して距離感をぶち壊してしまいます。必ずチェックを外してオフにしておきましょう。
【ラウドネス等化をオフにする簡単な手順(Windows 11)】
- 画面右下のタスクバーにある「スピーカーアイコン」を右クリックし、「サウンドの設定」を開く。
- 設定画面を一番下までスクロールし、「サウンドの詳細設定」をクリックする。(※ここで昔ながらの小さい別ウィンドウが開きます)
- 「再生」タブの中から、規定のデバイス(普段ゲームの音を聞いている出力先)を右クリックして「プロパティ」を開く。
- 上部の「拡張」(または Enhancements)タブを開く。
- リストの中にある「ラウドネス等化」のチェックを外す。(※「すべてのサウンド効果をオフにする」にチェックを入れてもOKです)
- 右下の「適用」→「OK」の順にクリックして完了!
APEX設定でマイナスをプラスにする設定集はこちら→ [有料noteなのでホントに欲しい人以外は購入しないでね]

【完全版】Arctis Nova Pro専用・定位感MAXの10バンドEQ設定
土台が完成したら、いよいよイコライザーの設定です。
Sonarの機能を正しく使って、「定位感を1ミリも崩さずに、不快なトゲだけをピンセットで抜く」究極のバランスに仕上げています。
以下の数値を、そのままSonarに入力してください。
| バンド | GAIN | Freq(周波数) | Q | フィルター |
|---|---|---|---|---|
| 1 紫 | 0dB | 70Hz | 0.800 | HIGHPASS |
| 2 濃青 | 2.0dB | 150Hz | 1.200 | PeakingEQ |
| 3 ピンク | -2.5dB | 350Hz | 1.500 | PeakingEQ |
| 4 赤 | 2.0dB | 800Hz | 1.500 | PeakingEQ |
| 5 オレンジ | 1.5dB | 1.50kHz | 1.500 | PeakingEQ |
| 6 黄色 | -3.5dB | 2.80kHz | 2.500 | PeakingEQ |
| 7 黄緑 | -3.0dB | 4.00kHz | 2.500 | PeakingEQ |
| 8 エメラルド | 1.0dB | 6.00kHz | 1.500 | PeakingEQ |
| 9 水色 | -2.0dB | 9.00kHz | 2.000 | PeakingEQ |
| 10 青 | 0dB | 13.00kHz | 0.700 | LOWPASS |

今回のテーマは「定位感全振り」ですが、個人的な好みをエッセンスとして加えた
EQ設定となっています。
3つのフィルターの役割を解説
今回使用したフィルターは以下の3つ。
それぞれ簡単に解説します。
- HIGHPASS(ハイパス): 指定した音より「低い音」をバッサリとせき止める壁です。(バンド1で使用:足音の邪魔になる重低音を足元から切り捨てました)
- LOWPASS(ローパス): 指定した音より「高い音」にフタをして防ぐ機能です。(バンド10で使用:耳が疲れる超高音ノイズを頭上からシャットアウトします)
- PeakingEQ(ピーキング): 狙った特定の音だけをピンポイントで上げ下げする「ピンセット」です。(間のバンド2〜9で使用:これで細かいトゲを抜いたり、輪郭を出したりします)
この調整がホント楽しいんですよ。
気づいたら2時間くらい経過していますね。ランク上げやれよって話なんですが
一度イコライザーモードになっちゃうと没頭してしまうんですよね。
定位感を作成する上で心掛けたのは「周波数を尖らせないこと」
なるべく緩くQを調整しています。
実際この設定でどれだけAPEXをプレイしたかは覚えていないですが
建物戦は明瞭に予測を立てやすくなりました。
ただ多層階の建物は難易度が上がります。上下1階層ずつであれば音の違いも相まって
わかりやすいのですが3階以上の建物に関しては”音量差”で判断する必要があります。
正直、私は焦ってそれどころじゃないので、一番高い階で待ち伏せ作戦ばっかりやってます(笑)
エイム力がアップする感覚を手に入れられる[4:3引き伸ばし×視野角120設定方法はこちら]

この設定に込めた「2つのこだわり(裏テーマ)」
実は今回の設定、単に定位感をMAXにするだけでなく、一人のAPEXプレイヤーとして私がどうしても解決したかった「2つの個人的なこだわり」を組み込んでいます。
① 銃声のトゲトゲしさをマイルドに(バンド6・7が担当)
自分や敵の銃声(特にR-99やネメシスなど)で耳が痛くなるのを防ぐため、一番耳に突き刺さるバンド6(2800Hz)とバンド7(4000Hz)を下げています。
ここでQ値を「2.500」という少し狭い数値に設定することで、大切な定位感を一切壊さずに、不快な”銃声のトゲ”だけを抜き取っています。
② 音量に頼らない、圧倒的な「解像度」(バンド3・4が担当)
足音を大きくして無理やり聞くのではなく、「絶対にこもらないクリアな音」を目指しました。
音が泥沼化する原因であるバンド3(350Hz)を少し削り、カツカツという足音の輪郭が出るバンド4(800Hz)を持ち上げることで、音量を上げなくても手に取るようにわかる高い解像度を実現しています。
💡さぁ、音は整ってきた。次はファイトを優位にしてくれるPADを整えよう
→[ゆうぺっくすがたどり着いたエイム設定(中距離ビーム)ができるPADはこちら]

自分の耳に合わせる「安全な微調整」のやり方
ここまで設定お疲れ様でした!
ただ、嘘偽りなくお伝えしておきたいことがあります。
人間の耳の形は千差万別、イヤーパッドの消耗具合も人それぞれ違います。そのため、「全人類が100%完璧に聞こえる魔法の数値」は存在しないことも知りました。
今回の設定はあくまで「最高クラスのベースライン」です。もし実際にプレイしてみて「ちょっと違うな」と感じたら、定位感(距離や方向)を絶対に壊さないための「安全な微調整」も今回はお教えします。
【もし、まだ銃声が耳に刺さる(痛い)場合】
- 対策A: バンド7(4.00kHz)の「Q値: 2.500」を、「3.000」や「3.500」にさらに引き上げてください。削る深さは変えずに、削る幅をさらに「極細の針」にすることで、足音に影響を与えずに痛いトゲだけを貫けます。
- 対策B: バンド9(9.00kHz)の「GAIN: -2.0dB」を、「-3.0dB」に少し下げてください。ここは定位に影響しにくい帯域なので、安全に耳の疲労感(シャリシャリ音)を減らせます。
⚠️ 絶対に触ってはいけないタブー(注意点) バンド4(800Hz)とバンド5(1.50kHz)の数値は絶対に下げないでください。ここは脳が「音がどこから鳴っているか」を計算する命綱のバンドです。ここを下げると、足音の輪郭と距離感がぼやけてしまいます。
まとめ:射撃訓練場で「見えない敵」を指差してみよう!
いかがだったでしょうか。 今回は「足音特化」という呪縛から抜け出し、Arctis Nova Proの解像度を120%活かした「定位感MAX」のSonar設定を解説しました。
いやぁ、今回は超大作ですよ。
今までもけっこー苦労して作成してきましたが、今回はマジで”音の歴史”から
EQの知識、そして約半年という時間をかけてじっくり育ててきたEQ設定なので
是非、試してみてほしいです。
ちなみに設定が終わったら、APEXの「射撃訓練場」に入ってください。
そして、ダミーボットをランダム移動させ、目を閉じた状態で「botがどのくらい位置、距離にいるか」を指差すテストを行ってみましょう。壁越しの敵の動きが、まるで手に取るようにわかるはずです。
敵の音が正確に把握できれば、それだけ「準備と予測」の精度が上がり、撃ち合いの勝率は劇的に跳ね上がります。
そして、最高のオーディオ環境(予測する力)を手に入れたあなたが次にやるべきことは、「エイムとキャラコン(実行する力)の底上げ」です。
当ブログでは、APEXプレイヤーの悩みを解決するデバイス設定なども詳しく解説しています。ぜひ以下の記事もチェックして、あなたのプレイ環境をさらにアップデートしていきましょう!
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