【APEX】シルバー〜プラチナの8割が“一生上達しない”たった1つの根本理由

どうも!

APEXを始めて、気付けば5年。 プレイ時間は数千時間を超えました。

しかし、「根本的に上達したか?」と問われると、自信を持って頷けません。
ランクの最高到達点はダイヤ4。 ランクシステム改変後は、運営の狙いどおり見事に“プラチナ床ペロ勢”としてのAPEXライフが定着しつつあります。

ただ、この状況に陥っているのは、決して私だけではないはずです。

APEXのランク分布を見ると、プレイヤーの大多数はシルバー〜プラチナ帯に集中し、ここが巨大な停滞ゾーンになっています。 運良くダイヤ帯に触れても安定できずに降格を繰り返す、またはダイヤ4でプレイを止めてしまう層が非常に多い。

つまり―― 全体の約8割を占める“中級者層”が、上達のきっかけを掴めずに立ち止まっている。 これが今のAPEXの現実です。

私自身、この5年間で膨大な情報を集め、プロ視点の解説動画や戦術理論を吸収してきました。 しかし、知識を「点」で持っているだけでは、勝率は上がりませんでした。 必要なのは、再現可能な理論と、体系化された構造(プロセス)という事にようやく気付けました。

このシリーズでは、APEXで上達するための“本質”を整理し、中級者が迷わず成長できる道筋をFPS思考法として「言語化」していきます。

あなたが今どのランク帯であれ、 「なぜ伸び悩むのか」 「どうすれば壁を越えられるのか」 この問いの核心に触れる内容をお届けします。

その前に、まずはゴール設定から始めましょう。 ここが曖昧なままだと、努力の方向性もブレてしまいます。

中級者が目指すべき「現実的なゴール」

最初に、筆者の結論からお伝えします。 中級者(シルバー〜プラチナ帯)が最初に到達すべきゴール。 それは “ダイヤ1” です。

あえてダイヤ4でもなく、マスターでもなく、なぜ「ダイヤ1」なのか。
理由は以下の通りです。

  • 上級者の入り口だから ダイヤ1は、明確に戦術理解が完成し始めるラインです。まぐれやハイド(隠れること)だけでは絶対に到達できません。
  • 基礎の証明だから この帯域にソロ・パーティ問わず残留できるということは、「射線管理」「中距離戦闘」「被弾管理」といった基礎が完成している証明になります。
  • マスター以上は別ゲーだから マスター以上は、かける時間や連携の難易度が指数関数的に跳ね上がります。まずは「個の力でダイヤ帯を戦い抜ける(ダイヤ1)」を目指すのが最も健全な成長ルートです。

ソロかパーティーかは関係なく、
今の環境でダイヤ1に降格せず戦い抜けるなら、
その時点で「中級者の壁は突破している」と私は考えます。

シルバー〜プラチナで伸び悩んでいる皆さん。 まずは「ダイヤ1の景色を見ること」。 これを絶対の目標に据えてください。

なぜ8割のプレイヤーは“中級者の壁”を越えられないのか

では、本題に入ります。
なぜ、多くの人がシルバー〜プラチナで停滞し、そこから抜け出せないのか。

エイムが悪いから?
反応速度が遅いから?
固定メンバーがいないから?

いいえ、違います。 伸び悩む原因はたった1つ。

「状況判断を“感覚(センス)”で処理しようとしているから」

ここを深掘りすると、中級者8割が共通してが陥っている「5つの問題」が見えてきます。

【1】「その場の反応」で戦っている

APEXはコンマ1秒で状況が変わるゲームです。 伸び悩む人は、その全ての変化に対して「その場その場のリアクション」で対応しようとします。

  • 「敵が見えたから撃つ」
  • 「撃たれたから隠れる」
  • 「割ったから詰める」

これは判断ではなく、ただの「反射」です。 一方で、上級者は違います。
彼らは「未来の予測と理論」で動いています。

  • 「ここに敵がいるなら、次はこの強ポジに入ってくるはず」
  • 「アンチがこうだから、こちらのルートは切ろう」

上級者は「未来」を見ていますが、中級者は「現在」しか見ていません。 この視点のタイムラグこそが、勝率の差です。

【2】中級者は「正しい努力の方向性」を見失いやすい構造にいる

APEXは要素が多すぎます。
エイム、立ち回り、キャラコン、射線管理、安置予測など……。

多くの中級者は「何を優先して鍛えればいいか」が分からず、とりあえず射撃演習場でエイム練習をします。 かつての私もそうでした。

しかし、立ち回りの原理がわからないままエイムだけ良くなっても、不利な位置で撃ち合って負けるだけです。 「努力のベクトル」が間違っていることに気づかないまま、時間だけ浪費してしまうのです。

努力量ではなく、努力のベクトルが間違っているのです。

【3】上達に必要な“本質的な土台”が曖昧なまま進んでしまう

APEXを5年続けてきて気づいたことがもうひとつあります。

武器やキャラの知識、テクニックの断片はYouTubeに無限にある。
しかし、
「それらをどう統合し、どう上達に結びつけるか」
この部分が体系的に語られていない。

情報はあるのに成長しない理由は、

・必要な知識が体系化されていない
・自分がどこでつまずいているか分からない
・どの順番で何を鍛えればいいか不明
・そもそも“中級者の正しい目標”が曖昧

この4つに集約されると考えます。

特に最後の
“目標の曖昧さ”
は重大で、ほとんどのプレイヤーが
「とりあえずマスターになりたい」
「撃ち合いを強くしたい」
という超抽象ゴールしか設定できていません。

曖昧なゴールからは、明確なプロセスは生まれない。

だからこそ私たちは、
“中級者の正しいゴールはダイヤ1”
と明確に定める必要があります。

【4】視点が「点」になっている

これも決定的な違いです。

  • 中級者の視点(点): 今見えている目の前の敵、落ちているアイテム、今の遮蔽物。
  • 上級者の視点(線と面): 部隊の動線、射線の通り方、マップ全体の部隊位置関係。

中級者は「技術不足」で負けているのではありません。 「視点の階層」が低いために、負けるべくして負ける状況に自分から飛び込んでいることが多いのです。

【5】自分の弱点や敗因が“言語化できない”

最後の核心です。

APEXで伸びない最大の理由――
それは 「負けた理由(自分の何が問題か)言語化できない」という一点に尽きます。

負けた後、あなたはその敗因を言葉で説明できますか?

「なんか撃ち負けた」
「敵が強かった」
「漁夫が来た」
これらは感想であって、分析ではありません。

改善できる人はこう言語化します:

  • 「遮蔽から体が大きく体が出ていたため、被弾が増えた」
  • 「リロードのタイミングで顔を出してしまった」
  • 「味方と射線が重なっていた」

このように「なぜ負けたか」を言語化できなければ、改善のサイクルは回りません。 感覚でプレイしている限り、同じミスを永遠に繰り返すことになります。

まとめ:中級者の壁とは「構造を知らないまま戦っている状態」

長くなりましたが、結論です。
シルバー〜プラチナ帯を抜け出すために必要なのは、神がかったエイムでも、プロのようなキャラコンでもありません。

「なぜ勝てたのか」「なぜ負けたのか」を論理的に説明できる思考力(FPS思考)です。

このシリーズでは、感覚派プレイヤーだった私が、5年かけてようやく辿り着いた「APEXの勝敗を決める論理的構造」を、座学形式で徹底的に解説していきます。

「なんとなく」で戦うのは、今日で終わりにしましょう。

■次回予告

次回は、中級者がまず叩き込むべき「FPS思考の3つの原則」についてお話しします。 この土台を知るだけで、明日からのランクマッチでの「景色の見え方」が変わるはずです。

(次回へ続く)

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ABOUT US
ゆうちゃん
こんにちは、”ゆう”といいます! APEXを長くプレイしてきましたが、ランクはいつもプラチナ止まり。 最初の頃はエイムも立ち回りもボロボロで、全然勝てませんでした。 でも「もっと上手くなりたい!」という思いで、感度や設定を見直し、射撃場でコツコツ練習し、ガジェット(PADやヘッドセット)にもこだわってきました。 このブログでは、そんな僕の試行錯誤の記録と気づきを発信しています。 初心者さんや同じように伸び悩んでいる方に向けて、 「自分にもできそう!」と思えるような、リアルでわかりやすい情報を届けていきます。 目標は、「このブログで強くなれた!」と言ってもらえること。 一緒に楽しみながら、少しずつ上達していきましょう! プラットフォーム:PC版 使用デバイス:Britz2(パッド)/SteelSeries Arctis Nova Pro(ヘッドセット) 好きなモード:ミックステープ・ランク・射撃練習場でまったりも◎